主夫と翻訳

翻訳をしていると、日本語にするのが悩ましい言葉にたくさん出会います。検索すると、その言葉の訳語に悩んだ先人たちの声がたくさん見つかり、孤独な翻訳作業が少し楽しくなります。そして、自分もそんな言葉を残したくなりました。

生産性を上げる小技(その1)

(注) その2、があるかどうかはわかりません。

 

 フリーランスで仕事をするようになって、サラリーマン時代と一番自分が変わった点は、「仕事の生産性」を意識するようになったことです。

 

 なにしろサラリーマンは一定時間は職場にいる必要があるので、生産性を上げるのは非合理な行動ですよね。生産性が今までの3割増しになったら、結果的に仕事も3割増しになるのに給料は変わらないんだから・・・

 

 一方、フリーランスだとまさに

「労働の結果(生産物)」=「自分の売上げ」

ですから、生産性を改善すれば

「労働時間が短くてすむ」 または 「収入が増える」

のどちらかが得られるわけです。

 

 

 さて、前置きが長くなりましたが、生産性を上げるために私が試行錯誤して最も効果が大きかった小技を一つ披露しましょう。これは文書作成に関する作業全般に役立つテクニックだと思います。

 

 その小技とは、「頻出する単語を辞書登録する」──です。

 

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 例えば「従業員」という言葉を何十回も使う人なら、Jキーを二回押して出てくる文字(っj)を「従業員」と変換できるよう単語登録するのです。

 「マイケル・ジャクソン」と何十回、何百回も書く必要がある人もいるでしょう。その場合はMキー二回(っm)を「マイケル・ジャクソン」と登録するのです。それまでは〝MAIKERU・JAKUSONN〟と16回キーボードを叩いていたのが、登録することで2回で済むのです。

 おそらく頻出単語は数百回、数千回のレベルで使うでしょうから、一回の変換で得する時間はわずかでも、トータルで見るとかなりの時間節約になると思います。

 老婆心ながら一つコツを申し上げると、その変換に慣れるまで数日か数週間かかるでしょうが、あきらめずに使い続けることです。あっという間に無意識に変換できるようになりますから。

 

 その他に私は「カッコ」を意味するKキー二回打ち(っk)で

〝〟 と 『』

を単語登録しています。

頻出だし、これらの記号を打ち出すのは手間がかかりますからね。

 

 文字通りの「小技」ですが、けっこう効果があると思います!