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主夫と翻訳

翻訳をしていると、日本語にするのが悩ましい言葉にたくさん出会います。検索すると、その言葉の訳語に悩んだ先人たちの声がたくさん見つかり、孤独な翻訳作業が少し楽しくなります。そして、自分もそんな言葉を残したくなりました。

"work out of home"は、自宅で仕事をする「在宅勤務」の意味

私は今まで知らなかったのですが、

work out of (one's) home

というのは

「自宅で仕事をする」

という意味の定型表現です。

 

"out of 〜"

には、「〜から外に出る」という意味があるので

「家を出て外で働く」という意味かと間違えそうですし、さらに

work out

という表現もよく使われるので、定型表現としておぼえておかないとなんだか混乱しそうですね。 

したがって、

work out of my hotel room

といえば、出張先などホテルの部屋で仕事をすることを指します。 

どうもこの場合の"out of"は、"from"に近い意味を持つ使い方みたいですね。

 

ところが、

"work(ing) out of the office"

という表現は

「オフィスで仕事をする」

ではなく

「オフィスから出て他の場所で仕事をする」

という意味なのです!

つまりこの場合は"out of"が「〜から外に出る」の意味で使われているのです。

なんともややこしいのですが、おそらく通常は働くと言えばオフィスが当然なので、

ただ"work"でなく、わざわざ"work(ing) out of the office"と書く時は

「オフィスから外へ」

になるのです。

この場合、〝いつもの決まり切ったオフィス〟という意味をだすために、"the"がつくのでしょうね。

 

 

ちなみに「在宅勤務」を表す別の表現に

telework

もあります。

"teleworking"もよく見かけるので、この単語は名詞かつ動詞みたいです。

 

私もそうですが、通信環境の発達と低コスト化、グローバル化などにより、在宅勤務は今後ますます増えるでしょうね。