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主夫と翻訳

翻訳をしていると、日本語にするのが悩ましい言葉にたくさん出会います。検索すると、その言葉の訳語に悩んだ先人たちの声がたくさん見つかり、孤独な翻訳作業が少し楽しくなります。そして、自分もそんな言葉を残したくなりました。

"packaged goods"は写真で一目瞭然

ちょっとビジネスっぽい用語ですが、

 

(consumer) packaged goods

 

はよく目にします。 "CPG"なんて省略されることもあります。

 

 これを「包装品」「パッケージ商品」などと訳している例をみますが、何のことかわかります? 普通は使わない日本語なので、イメージがわかないですよね。

 下手すると、プレゼント用にラッピングされている商品かと誤解しそうです。

 

 実はこれ、シリアル食品とか洗剤とか、「量り売りでなく最初から箱に一定量が入って売られている食品や雑貨などの消耗品」のことなんです。

 スーパーの棚にズラリと並んでいて、カートにぽんぽん放り込む類の商品ですね。

 

 想像ですが、英語圏ではスーパーなどでも量り売りが日本よりも普及しているので、量り売りでないことを前面に出した"packaged"という言葉がすぐにピンとくるのでしょう。

 一方、過剰包装気味の日本ではパッケージされていない商品なんてほとんどないですから、"packaged"と言われても「それが何?」と皮膚感覚でわからないのではないでしょうか? 湿気が高い日本では、何でも包んでカビ防止が不可欠ですからね。

 

 大げさに言えば、この言葉の違いは湿気とか文化とかの違いに根ざしているので、英語圏で暮らしていないとわかりにくいですよね。

 

 私はこういうピンとこない英語に出会った時、その言葉をグーグルなどで画像検索してみます。すると一発で疑問が氷解することも(たまに)あります。

 

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 まさに「一目瞭然」ですよね。

 

 ま、意味がわかってもピッタリくる簡潔な日本語がなくて苦労するんですが・・・・